カテゴリ: その他

皆様おはようございますこんにちはこんばんは。

最初にお断りしておきますが、当記事のタイトルは某家庭用ゲーム機器メーカーとは一切関係ありません。ご了承下さい。

さて前回の記事の続きです。





これまで3週に渡って自分の革靴コレクション(計15足)を紹介したワケですが、今回はそれらを一堂に会してちょっとした比較記事などを作成しました。業界用語が頻出しますので、分からない場合はワード検索するかブラウザバックして下さい。

紹介した靴に関するレビューはあくまで個人的意見です。読者の中で同じ靴を所有している人やそれこそ業界内の人がいたとしても、それぞれの生活スタイルによって見解に差が生じてしまうことをご了承下さい。また靴そのものにも個体差があることをご理解下さい。

※モデル情報※
・身長170cm。体重70kg。
・年齢:おっさん
・見た目:おっさん
・職業:おっさん
・足のサイズ:25.5cm弱(左足のほうがやや大きい)
・体型:中年太り




まずは1足ずつ箇条書きでおさらいを。詳しく知りたい人は過去記事を確認してネ。

①【オールデン 9901】

・社会人になって初めて買った革靴
・あらゆる意味での守備範囲の広さ
・自分の革靴人生の原点にして頂点


②【ジャラン・スリウァヤ 98551】

・コードバン靴がオールデンの半額以下
・限定100足
・もっと履く機会を増やしたい


③【レッドウィング ベックマン】

・初めて買ったワークブーツ
・加水分解によりソール交換
・脱着は面倒。だがそれがいい


④【パラブーツ シャンボード】

・旗艦店(青山)に行って購入
・自分の足がUKサイズ6.5と判明
・スーツ以外なら何にでも合う秀才型


⑤【オールデン 966】

・初めて買った中古靴
・雨染み箇所あり
・後日ソールリペア


⑥【クロケット&ジョーンズ ベリオール】

・雨でも履けるスエード靴
・革質や製法は15足中トップレベル
・履き心地はイマイチ


⑦【ジョンストン&マーフィー Limited】

・一番安かった。コスパNo.1
・ガラスレザー
・結婚式と葬儀専用


⑧【アレン・エドモンズ Leeds】

・初めて買ったコードバンの中古靴
・左右でアッパーの色に差
・経年変化による雰囲気を楽しむ


⑨【チーニー YD0006】

・コードバンの中古靴(2足目)
・YAMANE DELUXEの別注モデル
・靴クリームを吸い込む勢いがスゴイ


⑩【オールデン 9616】

・締めの1足を決める覚悟で「清水買い」
・オールデン&コードバン&バーガンディ
・1サイズ下を狙ったのが裏目に


⑪【オールデン 6738】

・締めの1足が決まっていたら購入しなかった
・ビンテージ&シボ革
・自分の靴磨きスキルの無さを露呈


⑫【オールデン 772】

・ブルックスブラザーズの別注モデル
・コードバンのバーガンディ「#8」
・この靴を履いて走ったり踊ったりできない


⑬【フローシャイム ケンムーア】

・コードバン&バーガンディ&フルブローグ
・履き心地、守備範囲ともに良好
・他のコードバン靴よりメンテに気を遣う


⑭【クリッシー 2263】

・Tanino Crisci(タニノクリスチー)と間違えて購入
・ファーストインプレッションは最悪
・開き直って履き潰す覚悟


⑮【チャーチ ライダー】

・過去14足とカブらないスエードのチャッカブーツ
・四都市チャーチ&クレープソール
・締めの1足(2022年7月現在)




では次に、この15足をコーディネート別及びシチュエーション別に(独断と偏見で)5段階評価したものを表示します。

【表示内容について】
☆:間違いなし!迷ったらこれ履け!
◎:問題なし。他に履くものが無かったら履け!
〇:無難と言えば無難。合わない場合もあるかも。
△:上級者向け。合わせられるとスゴイけど自分には無理だ。
✖:悪いことは言わん。辞めとけ。

まずはコーディネート別の評価表がこちら
※他にも様々なコーディネート(スポーツ、ストリート、ノームコア、ハードコアなど)がありますが、自分の守備範囲外なので省略しました

続いてシチュエーション別の評価表がこちら




それでは上記の表から各カテゴリ別に「自分ならこれを履く!」って靴を2~3足ずつ選抜します(順不同)。あくまで独断と偏見ですのでご了承ください。

【カジュアル系】

①オールデン 9901
④パラブーツ シャンボード
⑩オールデン 9616


【トラッド系】

①オールデン 9901
⑧アレンエドモンズ Leeds
⑬フローシャイム ケンムーア


【ワーク系】

③レッドウィング ベックマン
④パラブーツ シャンボード
⑨チーニー YD0006


【スーツ系】

①オールデン 9901
②ジャラン・スリウァヤ 98551
⑦ジョンストン&マーフィー Limited


【オフ会】

①オールデン 9901
④パラブーツ シャンボード
⑩オールデン 9616


【デート】

①オールデン 9901
④パラブーツ シャンボード
⑬フローシャイム ケンムーア


【ビジネスシーン】

①オールデン 9901
②ジャラン・スリウァヤ 98551
⑦ジョンストン&マーフィー Limited


【結婚式】

①オールデン 9901
⑥クロケット&ジョーンズ ベリオール
⑦ジョンストン&マーフィー Limited


【葬儀】

①オールデン 9901
⑦ジョンストン&マーフィー Limited


【雨の日】

③レッドウィング ベックマン
④パラブーツ シャンボード
⑮チャーチ ライダー




ここから先は自分の革靴に対する考えや自分の生活スタイルに基づいて、愚痴ともボヤキとも言えないような駄文を書き連ねていきます。ここまでの15足について言及したり比較したりすることはもうありませんので、お時間のある人だけお付き合い下さい。

学校を卒業後10年近くフリーターやってて、その後今の会社(フリーター先じゃないよ)に就職してから20年以上経つんだけど、フリーターの時も正社員の時もその勤務形態から「革靴よりもスニーカー」を履き続けています(特に履物に関する規定は無いけど)。テレワークを実施していない(できない)業種なので、仕事がある日は必ず出社しています。革靴を仕事で履くってことは今までもこれからも限りなくゼロで、オフの日にしか履くことが無いワケ。さらに今の居住地がどこに行くにも「徒歩XX分」じゃなくて「車でXX分」って記載されるような場所(駅よりも高速ICのほうが近いんだもん)だから、仕事を終えた平日の帰宅後に私服&革靴にチェンジして夜の街に…なんてイベントもそうそうありません。じゃあ朝から革靴が履ける「完全休日」はいつなの?って話になるのですが…。

今の職場は完全週休二日制じゃないけど休業日は100日少々ある。で、毎年1~3月の休日(ただし土日祝連休に限る)はスノボ旅行に行っていて(旅行ではスノーブーツを履く)、この日数を計20日とすると、フツーに革靴が履ける休日は80日少々。さて自分が持っている革靴15足のうち「結婚式&葬儀専用」で買った「⑦ジョンストン&マーフィー」を除くと、80日間を14足でローテーションすることになる。つまり1年間で同じ革靴を履ける日数を算出するとたったの5~6日。ここでようやく記事タイトル『いつ履くの?』を回収したワケ。

革靴への接し方は人それぞれだと思います。勤務中は革靴を履き続けて「休日まで革靴履いてたまるか!」と考えている人。仕事用と休日用の革靴を履き分けている人。収集した革靴を履くことなく棚に燦然と並んでいる姿を愛でる人…。
自分は「革靴は履いてナンボ、使い込んでナンボ」と考えています。汚れたら清掃して、古い靴クリームやワックスをリムーバーで除去して、油分が足りなくなったらクリームを塗って、ソールが擦り減ったらリペアして…。とにかく靴に限らず「良いモノは長持ちする。長持ちするモノは良いモノ」の信条に基づき、革靴の経年変化を楽しみたいと考えています。

革靴の購入とともにメンテナンス用品も増えました。クリームやワックスはもちろん、ブラシもクリームの色の分だけ用意することになりましたし、シューツリーも半分以上は靴とは別に購入しましたから、「メンテ用品だけで革靴何足買えたんだよ」ってくらいになっています。



職場において自分の任務内容は立ち仕事ではないので、一日の歩数はほんのわずかです。そして平日に履くスニーカーと比べても休日に履く革靴のほうが地面からの衝撃吸収の面でどうしても劣ってしまいます。革靴を履いていたとしても目的地までの移動手段がマイカーなので、実際に歩いているのは目的地の敷地内だけだったり、電車に乗って遠出する時ぐらいでしょうか。日頃から定期的な運動を殆どしていないので(スノボはシーズン物なので除外)、休日に革靴を履いて外出すると、帰宅時にはふくらはぎの裏が固くなっています。ここ数年の休日で革靴履いてまともに歩く機会と言えば、都内某所の同人誌即売会だったり、SNSメンバーとのオフ会だったり、デートだったり、パパ活だったり、…まあそのくらいですね。
そんな足パンパンになるのを分かってて、なぜそこまでして休日に革靴を履くのか?…先に述べたように「革靴は履いてナンボ」と思っていると言うのもありますが、一番の理由は「平日脱出の第一歩」になると考えているからです。休日に玄関で棚から革靴を取り出し、靴ベラでカカトを沈ませ、腰を下ろして靴紐を締める…。そうして立ち上がって玄関の扉を閉めてマイカーに乗り込んでエンジンをかけて「ラーメン食いに行くぞ」「カレー食いに行くぞ」「喫茶店で読書するぞ」「即売会行くぞ」「待ち合わせ場所まで行くぞ」などなど思いを馳せる数十秒間。ここで完全に平日の自分(会社員としての自分)を断ち切ります。その最初のアクションとして「革靴を履く」ってのがあるワケです。今風な言い方だと「ルーティーン」とでも呼ぶのでしょうか。
そして「この服装だからこの革靴を履こう」ではなく「この革靴を履きたいから服装はこれにしよう」と、休日のスタイルを決めています(もちろんその日の目的地や活動内容によってある程度革靴の選択は限定されてしまいますが)。玄関先でその日に履く革靴を選んだりはしていません。

最後に。「良い靴は良い場所に連れて行ってくれる」と言われています。この言葉を自分なりに痴漢する、じゃない、置換すると「値段や品質に関係なく「良い靴」を履くことは自分の人生を豊かにしてくれる」ものではないかと考えます。今はまだ自分(履き主)のほうがヘタレで「靴に履かれている」状態ですが、これらの革靴とともに少しでも有意義に歳を重ねていくことができたらと思っています。




4週に渡って投稿した「革靴沼」の記事、いかがでしたでしょうか。皆様の革靴選びの参考になったり、ファッションやライフスタイルを考えるキッカケになれば幸いです。

そんじゃ、また☆

皆様おはようございますこんにちはこんばんは。

最初にお断りしておきますが、当記事のタイトルは某家庭用ゲーム機器メーカーとは一切関係ありません。ご了承下さい。

さて前回の記事の続きです。




今回も購入した順番に⑪~⑮と通し番号を付けて紹介します。靴の写真はもちろん、着用モデルも掲載します(写真もモデルも素人です)。業界用語が頻出しますので、分からない場合はワード検索するかブラウザバックして下さい。

紹介した靴に関するレビューはあくまで個人的意見です。読者の中で同じ靴を所有している人やそれこそ業界内の人がいたとしても、それぞれの生活スタイルによって見解に差が生じてしまうことをご了承下さい。また靴そのものにも個体差があることをご理解下さい。

※モデル情報※
・身長170cm。体重70kg。
・年齢:おっさん
・見た目:おっさん
・職業:おっさん
・足のサイズ:25.5cm弱(左足のほうがやや大きい)
・体型:中年太り




⑪【オールデン 6738】

メーカー:Alden(アメリカ)
型番/通称:6738
形式:ペニーローファー
カラー:ライトブラウン
サイズ:US7.5
革:カーフ(牛)
靴重量:833g

前回(⑩オールデン)で革靴コレクションを締めるつもりが、サイズ不適合と言うイレギュラーに見舞われ、キレイに着地することが出来ませんでした。自分の足型に合わせるべく部屋履きとメンテナンスを繰り返しながら革のストレッチを続けているうちに、「やっぱ外でもローファー履きたいよおおお!」とムラムラが溜まって来ました。これは先の「⑩オールデン」の屋外デビューが頓挫してしまった反動による感情かも知れないですね。中古靴サイトからリストアップして、「⑩オールデン」の購入価格の更に〇分の1の価格でこちらを購入しました。

「オールデン 6738」とワード検索してもこの靴に関する情報に辿り着けませんでした。インソールに刻まれた番号及びロゴマークのデザインから1981年11月製造の靴だと思われます(前の持ち主も「ビンテージ靴」と記載して売りに出していた)。適度に履き込まれてはいたもののソールはそこまで擦り減っておらず(交換跡も無し)、保存状態も良かったようで、アッパーのヘタリもありませんでした。

前回の失敗からサイズはUS7.5を選択。一応足にフィットするものの、靴下を薄手のフットカバー(写真のモデルが着用しているヤツ)にすると少しだけカカトがカパカパする。フツーの綿ソックスにすると長時間履いているうちに甲が痛くなってくる。なので少し厚手のフットカバーにするか、少し薄手の綿ソックスにするか、それともインナーのつま先にパッドを貼ろうか検討中です。

シャツ:Polo Ralph Lauren
パンツ:Steteco.com

これまで10足の靴を購入、着用、メンテナンスをしてきた中で、最初に革靴を買った数十年前には考えもしなかったくらい、様々な仕様の革靴を履いてみたいと思うようになりました(それだけ歳を取ったってことですネ)。今回選んだこのローファーもただのスムースレザーではなく、「シボ革ってどんなコーディネートが出来るんだろう(ワクワク♪)」と思って購入しました。もうひとつ、選んだ決め手として「色がライトブラウン」だったのがあります。先の「⑤オールデン966」を購入した時に買い揃えた同色のメンテ用品(クリーム・ワックス・ブラシ)をそのまま流用できるので、メンテ用品の追加出費がいらないワケです。…と思っていたんだけど、いざメンテを始めると、シボ革の溝や履きシワにクリームやワックスの顔料が埋まってしまい、結構これが(見る角度によって)目立つようになりました。顔料が残らないようにブラシや布を強くかけてしまうと、今度は折角磨いたワックスの膜が剥がれて光沢を失ってしまいます。シボ革はその外観から同色のスムースレザーよりも汚れが目立たないと言うメリットがあるにもかかわらず、これでは逆効果です(これは単に自分の靴磨きが下手ってのもあるがw)。スキルが上がるまでの間、しばらくはニュートラル(無色)のクリームとワックスを使うことになりそうです。

※今回の靴、及びライトブラウンって色に限らず、一般的に明るい色のクリームやワックスは顔料が残りやすい(目立ちやすい)と言われています。

[5項目自己採点(25点満点)]
ルックス:3.5
履き心地:4.0
汎用性:3.5
コスパ:4.0
満足度:3.5
合計:18.5




⑫【オールデン 772】

メーカー:Alden(アメリカ)
型番/通称:772
形式:タッセルローファー
カラー:バーガンディ
サイズ:US7.5
革:コードバン(馬)
靴重量:945g

オールデンは他のアパレルブランドから別注オファーを受けることが多く、それらのコラボモデルにはインソールに両社のロゴや名前が記載されています(ダブルネームと呼ぶらしい)。それでも例外的にオールデンのロゴも名前も記載されない別注メーカーがある。それが今回紹介する「型番772」、ブルックスブラザーズの別注モデルです。
なぜ記載されないのか?…創業がオールデンよりも古いこと(ブルックス~:1818年。オールデン:1884年)。創業当初は小さな医療靴(矯正靴)メーカーに過ぎなかったオールデンにブルックスが声をかけ、世界的な靴メーカーへと押し上げた経緯があること、と言われています。そんなワケで、ブルックスの別注モデルにはブルックスのロゴしか記載されていません。更にそのような恩義?があるせいか知りませんが、ブルックスの別注モデルは他ブランドの別注モデルよりも「革の良いところ」を優先的に使用しているとかなんとか(あくまでウワサです)。

こちらは既にヒール交換とハーフラバー装着を1回以上済ませていて、更に履き口とタンの間にリペア跡もあります(前の持ち主は甲が随分と高かったのでしょうか)。中古車で言うところの「修復歴あり」ってヤツですね。そもそもソールのリペアを済ませた中古靴は今までも購入しているし、履き口のリペア跡も全然気になるレベルではなかったので購入しました。オールデンの靴はブルックス別注だって中古市場ではそこそこ良い値段するんだけど、「修復歴あり」ってことで売り主が最初から価格を下げて出品していたおかげで、自分でも購入できたワケです。

この靴(タッセル(=房飾り)ローファー)を選んだ理由としては、ペニーローファーとの差別化ができること。ドレスシューズのような堅苦しさがなく、コーディネートに独特の「抜け感」を演出しやすいこと。ブルックス別注のコードバン靴だったこと。そして何より、今年の冬アニメ(2022年1月~3月期)で某田舎の某中学校にひとりだけセーラー服を着て通う某ヒロインが同じタッセルローファー(房飾りの模様は少し異なるけど)を履いていたから、でしょうか。…あ、この靴買ったのもっと前だったわw

※某ヒロインが履いている靴の房飾りは「キルトタッセル」と呼ばれています

カットソー:Saint James
パンツ:Dickies

サイズはUS7.5でフィッティングは問題なし。カカトの後ろに隙間も無く、本来ならカパカパしないのだが、履き口のリペアにより通常品よりも甲が高くなっていた(=甲の隙間が多い)ので、どの厚みの靴下を履いても踏み出す時にカカトが付いてこなくなった。これはタンの裏にパッドを貼ってギリギリ対処。リペア品とは思えないくらいアッパーの革質は良い。オールデンのコードバンの「#8」の面目躍如と言ったところか。ただペニーローファーよりも履き口が広く、タンも短いため、結果的に足の甲を支持する面積が少ない。タンパッドを貼ったことでカカトが付いて来るようになったとは言え、さすがに某ヒロインのようにこの靴を履いたまま走ったり踊ったりは出来ません。例えは悪いですが、設置面積の少ないサンダルを履いているような感覚です。あとこれは当然と言えば当然なんですが、タッセルが甲の上でパタパタ跳ねるので、歩くたびに甲をつつかれるような感触があります。

[5項目自己採点(25点満点)]
ルックス:4.0
履き心地:4.0
汎用性:3.0
コスパ:4.0
満足度:4.0
合計:19.0




⑬【フローシャイム ケンムーア】

メーカー:Florsheim(アメリカ)
型番/通称:93605/Kenmoor
形式:フルブローグ
カラー:バーガンディ
サイズ:US7.5
革:コードバン(馬)
靴重量:1211g

コードバンのフルブローグと言うと、自分には憧れの靴として「オールデン975」がある。ただこれまで何度も述べたように、この靴は今でも(これからも)中古市場ですら手の届かない価格帯である。そんな中、同じくアメリカの靴メーカーであるフローシャイムの「コードバン&バーガンディ&フルブローグ」が自分の購入基準とも言える〇〇〇〇〇円以下で売りに出されていたので即決購入しました(ちなみにトップリフト交換&ハーフラバー付き)。

右の履き口のカカト部分にいわゆる履き潰し(=靴ベラ使わないで無理やり履いちゃった跡)による革の亀裂が数ミリあったものの、アッパー全体にクラックが広がるような裂け目ではないだろうと販売ページの写真から判断。実際に商品が届いて確認しても全然気になるレベルではありませんでした。裂け目部分(革の地肌が見えちゃってる部分)には上からバーガンディ色の靴クリームを塗って対処しています。また購入前には気付かなかった(売り主が情報提供していなかった)のですが、右のカカト側に溶剤が付着した跡のような色ハゲがありました。セルフスタンドで給油中にうっかり付いちゃったのか、店頭で消毒液が付いちゃったのか、原因は不明です。まあ色ハゲ箇所がカカトだし、大きさもコーヒー豆くらいだし、周囲の艶と同調させればバレないだろうと考えて、その部分をワックス盛り盛りで光らせるようにしています。ちなみに履き心地はメチャメチャ良い。購入前にサイズ合わせができない中古靴の中でも「当たり」だった。

※某ファッション系動画内で出演者が体験した「このご時世ならではの新たな革靴の敵」として「消毒液」を挙げていました。店頭の消毒液スタンドを足で踏んだら液が手の平を超えて飛び散り、履いていた革靴のアッパーに付着して元の色がハゲてしまったそうです。この情報を得てから自分も消毒液を使う時は、それが足で踏むタイプの消毒液スタンドでもなるべく足元から離れた位置になるように手を遠く差し出して、手で押すようにしています。

ジャケット:Kinloch Anderson
シャツ:Brooks Brothers
ジーンズ:Red Card

1983年4月製造(売り主の情報)ってことで、この靴もビンテージに入ると思う。濃い色のために写真では分かりにくいが、アッパーは既に経年変化による色ムラも発生していて(色ハゲじゃないよ)、それらが見る角度によって様々な表情を見せてくれる。あとは革が割けないようにメンテナンスを意識するだけなのだが…。カーフと異なりコードバンのメンテではその独特の深い艶を取り戻すために「表面の細かい起毛を押し潰す」作業が必要になる(艶にこだわらず、ただ靴を長持ちさせるんであれば、この作業は端折っても良い)。具体的には「堅い棒をゴリゴリ押し付ける(表現がエロいw)」だけなんだが、40年近く前の革なので、相手が嫌がっていることに気づかずそのまま力任せに堅い棒をオラオラ押し付けるとビリッと破れてしまい、もう元には戻らなくなってしまうことも危惧しなければならない(だから言い方がエロいw)。実はもうすでにその兆しが見えていて、アイレット(=靴紐の穴)周辺には亀裂が入っている部分もある。コードバン靴に限らずメンテをする時には靴紐を外したいのだが、頻繁に穴に出し入れしてると(おいw)穴がどんどんガバガバになって(やめろw)使い物にならなくなってしまう。なのでこの靴に限っては負担がかからないように穴の周りにクリームをたっぷり馴染ませてからゆっくりとジラすように穴に出し入れをして(おまわりさーん!)、普段の脱着の時も一気に紐を縛り上げるのではなく、ゆっくり、じんわりと引っ張ったり緩めることを心掛けています。あ、それ以外の靴は一気にグイッと紐を縛り上げたり、一気にガバッと紐を広げたりしてるよ(ダメだコイツ。早くなんとかしないとw)。

[5項目自己採点(25点満点)]
ルックス:4.5
履き心地:4.5
汎用性:4.5
コスパ:4.5
満足度:4.5
合計:22.5




⑭【クリッシー 2263】

メーカー:Crisci(イタリア)
型番/通称:2263
形式:フルブローグ
カラー:ライトブラウン
サイズ:EU40
革:カーフ(牛)
靴重量:984g

革靴に関する情報(ネット記事や動画など)にたくさん触れるようになって、かつてイタリアに「Tanino Crisci(タニノ・クリスチー)」という靴メーカーがあったことを知った。経営難により2011年に廃業となったが、創業は1876年とオールデンよりも古く、革質・製法ともに素晴らしいと評判で、現在残っている靴(デッドストック)はマニアからも注目される逸品と称されているとか。販売ページでこの靴を見るまでは当メーカーのことを知らなかったのだが、ワード検索してブランド概要を知り、興味を持ちました。トゥの装飾はウィングチップなのにカカト側に装飾が無い変則的フルブローグ仕様であること。甲の横幅が広く張り出しているグラマラスボディのため先の「⑤オールデン966」と差別化できそうなこと。更に新品未使用で〇〇〇〇〇円以下だったことが決め手になり、購入を決めました。この時は「タニノクリスチーのデッドが〇〇〇〇〇円以下で買えたなんて!」と舞い上がっていました。

販売ページや販売コメントには「CRISCI」とメーカー記載されているものの、「TANINO」の文字はどこにもありませんでした。自分なりに「イタリア 靴 CRISCI」でワード検索したら真っ先に「タニノクリスチー」が出てきたのでまんま信じてしまったのですが、靴が届くまでの数日間で更にワード検索を深掘りすると、同じ綴りで「Crisci(クリッシー)」と呼ばれる靴メーカーがイタリアに存在することを知りました。クリッシーは現在も稼働中で、日本の某量販店とも正規取引しているようです。つまるところ自分はタニノクリスチーと間違えてクリッシーを購入してしまったワケですが、アッパーもソールも本革だし、新品未使用の靴が店頭価格の〇分の1の値段だったし、そこまで大損してないかなと気持ちを切り替えることにしました(精神的に大損してはいますがw)。

さて手元に届いた靴を確認する。まず同梱されていた靴紐の長さ(90cm)にドン引き。革靴の場合、アイレットが4穴だったら65~70cmがデフォ。90cmもあったら紐の先が地面を引きずってしまう。これはソッコーで量産品と交換しました。更に見た目のボリュームに騙されそうだが、「⑩オールデン」のペニーローファー(999g)よりも軽い。他の14足の靴と比べてもこの軽さはおかしい。軽量化を目指しているスニーカーじゃないんだから、これは明らかに見えないとこで材料をケチっているに違いない。「ソールの中がスッカスカでコルクがほとんど入ってない」とか「つま先やカカトの芯材がチャラい」とか「革の鞣し工程が少ない」とか。それならあの価格でも納得するけど…。更に更にプレメンテの時、裁縫に使われていた糸の染料(黒)がリムーバーや靴クリームの成分に溶け出してアッパーが雨染みのように薄黒く滲んでしまったのはドン引きを超えてガッカリしました。結局染み出しが無くなるまでリムーバーとクリームを塗っては拭き取り、塗っては拭き取りを繰り返すことに…。履く前からアッパーに経年変化の雰囲気が出てしまったのは不本意と言うべきか不測と言うべきか…。

ジャケット:不明(古着)
シャツ:Levi's
パンツ:Grown & Sawn

ダメ出しばかりしてもしょうがない。逆に考えるんだ。今後この靴に傷や染みや汚れが付こうが気遣う必要はない(一応メンテはするけど)。どうしても外で履くのが嫌になったら、靴磨きの練習用として使えばいい。ルックスや履き心地、コーディネートの汎用性はそこまで悪くないのだから、履き続けているうちに愛着が湧いてくるかも知れない。開き直って使い続ければ、知らぬ間に他の14足よりも回収率が上がっているかも知れない。…あ、あれ?もしかしてこの靴、言うほど嫌いじゃないのかもw

[5項目自己採点(25点満点)]
ルックス:3.5
履き心地:4.0
汎用性:3.5
コスパ:3.0
満足度:2.5
合計:16.5




⑮【チャーチ ライダー】

メーカー:Church's(イギリス)
型番/通称:7343-89/Ryder
形式:チャッカブーツ
カラー:マラッカ
サイズ:UK6.5
革:カーフスエード(牛)
靴重量:1213g

ここまで14足の革靴を購入。靴棚に収められるスペースはあと1足分しかなくなった。いよいよ次に購入する靴が本当に「締めの1足」となったワケだ。そうなるとやはり前の記事で紹介した「中古市場でも高くてなかなか手が出せないオールデン&コードバン&バーガンディの逸品」を…と考えたのだが、オールデンの靴は既に5足持ってるし、コードバンの靴は7足持ってるし、バーガンディ色の靴も3足持ってることに気づき、これ以上同じ系統の靴があっても却ってローテーションに困ると判断しました。そこでまだ持っていない仕様で、自分の生活スタイルに合っている(合わせられそう)な靴を探した結果、「スエードのチャッカブーツ」に辿り着きました。

※わざわざ「締めの1足」と銘打って靴を買い足すことしなくてもいいじゃん、ってツッコミは無しでお願いしますw

現行のチャーチ(2013年以降)は「五都市チャーチ」と呼ばれていて、直営店を構える五都市(順番にロンドン、ニューヨーク、パリ、ミラノ、東京)がインソールのロゴに文字通り記載されている。プラダに買収される1999年よりも前、つまりインソールにミラノと追記される前のチャーチを「旧チャーチ」「旧旧チャーチ」と呼んだり、それぞれ「三都市チャーチ」「二都市チャーチ」と区別されたりする。こんな風に呼ばれるようになったのは単に製造年代を把握するためのものではなく、プラダ買収後のチャーチの品質が悪くなったと囁かれるようになったかららしい。そのせいなのか分からないが、三都市以前のモデルは今でも高い値段で中古市場に出ている。自分が購入したモデルは「四都市チャーチ」。つまりプラダ買収後で東京に直営店がオープンする前のものである。

同シリーズには自分が購入した「ライダー(無印)」と、もうひとつ「ライダー3」ってモデルがある(なぜか「ライダー2」は検索しても出てこないw)。アッパーはどちらも同じで「無印」がクレープソール(天然ゴム)、「3」がダイナイトソール(人工ゴム)を底部に使用している。クレープソールのほうがダイナイトソールよりも柔らかく、それが衝撃吸収性や履き心地の良さに繋がっている。ただ濡れた路面ではクレープソールのほうが滑りやすく(それでもレザーソールよりは滑らないけど)、また天然ゴムゆえに熱を持ったアスファルトやタイル路面の上、更にセルフスタンドなどでガソリンや灯油がごぼれた場所を通るとソールが溶け出す恐れもある。そしてクレープソールは表面がネバネバのニチャニチャなので路面上のゴミ、砂、ホコリ、髪の毛などがくっついてしまい、この靴履いて出歩いていたらすぐに靴底が真っ黒になる。しかもネバネバのニチャニチャなので汚れをブラシで払い落とすことができない。まあ一度汚れが付いた場所はもうネバネバのニチャニチャではなくなるので、その上から汚れが盛られることはなくなるけどねw

ベスト:Urban Research
カットソー:Saint James
パンツ:Orslow

サイズがUK6.5なのでもしかしたらキツイ(履けない)かなと心配したが、実際はジャストフィット。アイレットが2穴なので脱着も他の紐靴よりラク。足首部分に余裕がないせいか履き口が大きく開かないのだが、内側の革が銀付きなので、履く時もそこまで抵抗なく足が滑って入ってくれる。アッパーの起毛は長く、ブラッシングしてもなかなか整わない。良い革を使っているのは間違いないのだが、同じスエード靴だったら「⑥クロケット&ジョーンズ」のほうが上質な肌触りを感じる。やはりミラノ買収後のチャーチの品質は劣ってしまうのか…なんて思わない。そこは「腐ってもチャーチ」である(いやもともと腐ってないわ!)。履いてしまえば当然ロゴは見えなくなるので「何都市チャーチ」かなんて関係ない。コーディネートの守備範囲も広いし、雨の日にも履けるし、スエードだからスムースレザーの靴よりもメンテナンスは遥かにラク(ブラッシングするだけ)。総じてコスパは高い。締めの1足にふさわしいポテンシャルを持った靴だと自負している。

[5項目自己採点(25点満点)]
ルックス:4.5
履き心地:4.0
汎用性:4.0
コスパ:4.5
満足度:4.5
合計:21.5




以上で革靴コレクション全15足の紹介が終わりました。
次回はこの15足をまとめて比較したり色々と考えを述べようと思います。
そんじゃ、また☆

皆様おはようございますこんにちはこんばんは。

最初にお断りしておきますが、当記事のタイトルは某家庭用ゲーム機器メーカーとは一切関係ありません。ご了承下さい。

さて前回の記事の続きです。



今回も購入した順番に⑥~⑩と通し番号を付けて紹介します。靴の写真はもちろん、着用モデルも掲載します(写真もモデルも素人です)。業界用語が頻出しますので、分からない場合はワード検索するかブラウザバックして下さい。

紹介した靴に関するレビューはあくまで個人的意見です。読者の中で同じ靴を所有している人やそれこそ業界内の人がいたとしても、それぞれの生活スタイルによって見解に差が生じてしまうことをご了承下さい。また靴そのものにも個体差があることをご理解下さい。

※モデル情報※
・身長170cm。体重70kg。
・年齢:おっさん
・見た目:おっさん
・職業:おっさん
・足のサイズ:25.5cm弱(左足のほうがやや大きい)
・体型:中年太り




⑥【クロケット&ジョーンズ ベリオール】

メーカー:Crockett & Jones(イギリス)
型番/通称:5912/Balliol
形式:シングルモンク
カラー:ダークブラウン
サイズ:UK7.0
革:カーフスエード(牛)
靴重量:1095g

とんでもない偏見なんだけどモンクストラップの靴って、デキるビジネスマンが履いているイメージがあって、自分の生活スタイルの選択肢からは外れていました。しばらく後にたまたま見ていたファッション系動画内で「スエードのモンクストラップが合わせやすい」とレビューしていて、「確かにスエード靴なら雨でも履けるしカジュアルになるかも」「黒じゃなくて茶系なら合わせやすいかも」と思うようになりました。

※スエード靴が雨でも履けると言うのは諸説あります。気兼ねなく防水スプレーを吹き付けられる(スムースレザーの場合、表面が変色したりワックスの膜が剥がれることもある)だけでなく、表面の起毛が雨水を弾くので、見た目にも雨に強そうなイメージを抱きがちですが、度が過ぎれば起毛の中にも雨水は染み込んでいきます。革に水が染み込めばそこから先は同じ革なのでスエードだろうがスムースレザーだろうが同等のダメージを受けます。更にスムースレザーは靴クリームなどで革に栄養を与えることができますが、スエードにはそれが出来ない(スプレータイプの栄養剤も無いワケじゃないけど)ので、長期的に見た場合、スムースレザーの靴のほうがスエード靴よりも長持ちすると言われています。

さて今回購入したこの靴、写真が下手なせいでスエード表面がグレーに見えますが、実物は濃茶です。クロケット&ジョーンズには大きく分けて一般的な革と製法で作られた「メインコレクション」と、それよりも上質の革と製法で作られた「ハンドグレードコレクション」の2つのカテゴリーがあり、この靴はインソールの製法及び刻印から後者と判明。前の持ち主は数回しか履いてなかったらしいのだが、既にハーフラバーが貼られていたので、複数の持ち主を経ていたと推察する。まぁでもハンドグレードだし、ソールの減りも無いし、定価の〇分の1以下(ここ重要)だし、コーディネートの幅も広がるかもと安易なノリで購入しました。

ジャケット:不明(親戚からの頂き物)
カットソー:Saint James
ジーンズ:Red Card

バックルの根元がゴムで伸縮するため、ストラップを外さなくても脱着できるのだが、靴にストレスを極力与えたくないので、脱着の度にストラップは外している(それでも紐靴より脱着は遥かにラク)。左右同じテンションでストラップを締めると甲が苦しいので、左足だけストラップの目盛りを一つ緩めている。ハンドグレードコレクションだけあってアッパーの革はモッチリ且つしなやか(これは革製品にそこまで多く触れていない自分でも分かる)。着用後に甲の部分に履きシワが残らないのも革と製法が上質であることの証。フツーに靴棚に並んでいるだけで「でもお高いんでしょう?」ってオーラが感じられる(実際定価だったらとても買えないレベルで高いんだけどw)。

フツーに眺めているだけ、フツーに履いてるだけなら問題なかったんだけど、歩き出すとちょっと(悪い方向で)ヤバイ。クッション性が他の靴よりも劣っているのか、自分の歩く姿勢が悪いのか、地面からの衝撃をカカトから足全体にモロ受けているような感覚がある。更に靴がスタイリッシュすぎる?(=日本人の足型ではなく欧米人の足型に近い形状になっている)せいで、購入前の目論見よりもコーディネートの幅が広がってない気がする。そう言えばモンクストラップシューズって「モンク(=キリスト教の修道士)が履いている靴」だからこの名が付いたんだっけ。だとすると自分もこの靴を履きこなせるように修行を強いられているワケなのかw

[5項目自己採点(25点満点)]
ルックス:3.5
履き心地:3.0
汎用性:3.5
コスパ:3.0
満足度:3.5
合計:16.5




⑦【ジョンストン&マーフィー Limited】

メーカー:Johnston & Murphy(アメリカ)
型番/通称:24-93110/Limited
形式:キャップトゥ
カラー:ブラック
サイズ:US7.5
革:ガラスレザー(牛)
靴重量:977g

一番最初に黒い革靴を買ってから十数年。自分も年齢だけは中堅と呼ばれるところまで来たときに、「プライベートで履く黒靴とフォーマルな場で履く黒靴は分けないとマズイかなぁ」と考えるようになりました。フォーマルな場と言っても貧乏サラリーマンの自分には社交界デビューなんて縁も無く、とりあえず「結婚式&葬儀専用の黒靴=内羽根のキャップトゥ」を探すことから始めました。

靴探しの過程で思ったのは、このジョンストン&マーフィー、もっと評価されても良いメーカーなんじゃないかってこと。本国アメリカでは歴代大統領の着用率No.1を誇り、材質も製法も申し分なく、定価はそれなりに良い値段するんだけど、海外のOEMで製造されたかも知れないモノに関しては、中古市場で結構安く出回っている。この靴も恐らくそんな流れで売られていたモノだと思う。なんたって今回紹介する靴の中で購入金額が一番安かったんだからw

スーツ、シャツ、ネクタイ:Azabu Tailor

前の持ち主がヒールとハーフラバーを新品に交換してくれたので大助かり。アッパーはガラスレザーなので雨の日でも履けるし、通常のスムースレザーの靴よりもメンテナンスがラク。購入金額を考えるとコスパは全15足の中でぶっちぎりの1位。欠点は結婚式と葬儀以外に出番が無いこと。コスパ1位であると同時に「靴棚の肥やし率1位」間違いなしであるw

[5項目自己採点(25点満点)]
ルックス:4.0
履き心地:4.0
汎用性:2.0
コスパ:4.5
満足度:4.0
合計:18.5




⑧【アレン・エドモンズ Leeds】

メーカー:Allen Edmonds(アメリカ)
型番/通称:9591/Leeds
形式:プレーントゥ
カラー:ブラウン
サイズ:US7.5
革:コードバン(馬)
靴重量:1289g

前の記事で述べたように既にコードバンの靴を2足持っているのだが、なかなか経年変化による深みや味わいを目で確かめられないでいた。片方(①オールデン)はブラックだからってのもあるし、もう片方(②ジャランスリウァヤ)はこれまで着用回数が多くないってのも原因であろう。すると次なる手っ取り早い考えは「良い感じに経年変化したコードバンの中古靴を買う」って選択肢なんだが、いかんせんコードバンの靴は他の靴と比べても中古市場がそうそう値崩れしない(シガー色とかウイスキー色などのレアカラー系は転売目的でプレミア価格で売り出されていて守備範囲外)。逆にクッソ安いものは前の持ち主がノーメンテで履き潰したかのごとく、最初から雨染みや亀裂が入っていたり、ステッチが解れていたりソールに穴が空いていたりする。そもそも定期的なケアを怠らなければ一生モノのコードバン靴なのだから、自分の足でコツコツ育てた「良い感じに経年変化したコードバンの中古靴」を持ち主が手放すハズがない。あるとすれば「靴が増えたので断捨離します」とか「足のサイズが変わったので」とか「趣味嗜好や生活様式が変わって履く機会が減ったので」などなど。今回購入したこの靴も、そのような理由で売りに出されたモノだろうと思います(思いたい)。

購入した理由をいくつか挙げると、色がブラウンであること(ブラウン系は経年変化を確認しやすい)。穴や亀裂、雨染みや革のズル剝けが無かったこと。小さなキズや凹み、そして革表面の色ムラがそこそこあるものの、それらが不摂生に見えず、むしろ自分が求めていた「経年変化による味わい」に繋がっていること。純正シューツリーも付いてお手頃価格だったこと、でしょうか。前の持ち主がトップリフト交換とハーフラバーを付けていたのですが、売りに出す時点でハーフラバーを剝がしていました。純正のレザーソールのほうが良いと考えたのかも知れません。自分はどっちでも気にならないし、足の裏なんてマジマジ見るワケじゃないし、むしろハーフラバー付いていたほうが足元滑らないから便利と思っているほうです(レザーソールのほうがカッコイイのは分かるけどね)。手元に届いた靴の裏にはハーフラバーを剥がした接着剤の跡が少し残っていました。あと靴紐がボロボロだったので量産品と交換しました。

※ハーフラバー派とレザーソール派にはそれぞれに拘りがあり、どちらが良いとか決められる話ではありません。さらにここにトゥスチール派も加わることになると…(ざわw

ニット:Inspire
シャツ:Beams
パンツ:Dickies

写真の光加減のせいではなく、ガチで左右の色合いが全体的に異なっている(左足のほうが色抜けしたのか、右足のほうが深みを増したのか、謎)。前の持ち主の履いてた環境及び保存状態によるものなのか、はたまたアメリカ靴あるある(=意外と作りは大雑把。左右の個体差は許容範囲内)なのか。今となっては知る術もないが、フツーにクリーム塗ってワックス掛けて自然に靴を光らせておけば、自分はそこまで気になることはありません。履きシワの箇所も自分の甲と合っていて、実際の靴重量よりも足が軽く感じる(昔のアレンエドモンズはソールにシャンクが入ってなかったから、その辺りも履き心地の良さに貢献しているかも知れない)。インソールは既に沈み切っているため、くるぶしが履き口と擦れ合うことがあるが、厚手の靴下を履くことで対処。光の当たる向きによってアッパーの色ムラが様々な表情を見せてくれる。これこそ自分が求めていた「経年変化による味わい」なのだと自己満足している。…不摂生ではない、断じてw

※一枚の革で玉虫色のように変化が付いている「マーブルコードバン」なんて仕様の靴も業界にはあるよ。自分は買う気ないけどw

[5項目自己採点(25点満点)]
ルックス:4.0
履き心地:4.0
汎用性:4.0
コスパ:4.0
満足度:4.0
合計:20.0




⑨【チーニー YD0006】

メーカー:Joseph Cheaney(イギリス)
型番/通称:YD0006
形式:Uチップ
カラー:ブラウン
サイズ:UK6.5
革:コードバン(馬)
靴重量:1271g

政治的なコメントと捉えて欲しくないのだが、自分は「SDGs」とか「サステナブル」って言葉を安易に用いるのが嫌いだ。「僕ちゃん、良い人でしょう!」と自ら言っているような気持ち悪さを感じ、それらがまるで「錦の御旗」であるかように自分を正当化できると錯覚している人や組織をちょくちょく目にするからだ(もちろんまっとうなSDGs活動は存在する…と信じたい)。

経年変化した革靴をメンテしながら履き続ける行為はすなわち「サステナブル」の概念に通じるモノがあります。先の「⑧アレンエドモンズ」を購入、着用して、「程度の良いコードバンの中古靴が〇〇〇〇〇円以下ならば嫁を質に入れてでも買え」と強く思うようになりました。ほら昔から言うじゃん。畳と嫁は新しくて若い娘のほうが…っと、こんな時間に誰(ry

話を戻しましょう。こちらの靴はチーニーの正規ライン品ではなく、日本が誇る「EVISUジーンズ」の山根社長が別展開しているブランド「YAMANE DELUXE」の別注モデルです。アッパーが良い感じに経年変化(履きシワ、モカ割れ、革の日焼けなど)していたこと。その割にインソールとアウトソールの劣化が少なかったこと。先に購入した「③ベックマン」との差別化が出来そうと目論んだこと。そして純正の梱包袋付きで売値が〇〇〇〇〇円以下だったのを総合的に考慮して購入しました。こちらも靴紐がボロボロだったので量産品と交換しました。

これでコードバン靴が4足目になるのですが、それまでの3足とは全く違う革の質感が手に伝わってきました。一般的には同じ厚さのカーフよりも堅いと言われるコードバンとは思えないような柔らかさ。かと言って革が薄いワケでもなく、手にしっとり馴染むようなモッチリ感。先の「⑥クロケット&ジョーンズ」に近い印象でした。イギリスの革靴って、みんなこんな感じなのかな…?

ジャケット:Barbour
ニット:Harley of Scotland
パンツ:Engineered Garments

中古とは言え履く前にプレメンテを行ったのですが、ここでもそれまでのコードバン靴とは異なるリアクションがありました。リムーバーから始まって、デリケートクリーム、靴クリーム、ワックス…、とにかく塗ったそばから革がまるで乾いたスポンジのように溶剤をぐんぐん吸い込んでいきました。コードバンだから水分は必要最小限にしたいと意識しながらも「これだけ吸い込むってことはよっぽど栄養が足りないってことなのか」と勝手に思い込んで、デリケートクリームを3回塗り重ねた後に(通常は0~1回)、靴クリームとワックスで仕上げました。そしたら翌朝、アッパーの表面からブルームとも呼べない白い粉が噴き出していて、ブラシで均しても均しても次から次へと粉が噴き出す事態に。結局リムーバーで全クリームを落として、先の3足のコードバンと同じ要領で最初からメンテをやり直すことになりました。なんとか粉の噴出は無くなり、コードバン本来の艶が戻りましたが、今でもメンテの度に「どのくらい塗ればいいんだ」と葛藤しています。

[5項目自己採点(25点満点)]
ルックス:3.5
履き心地:3.5
汎用性:3.5
コスパ:3.5
満足度:3.5
合計:17.5




⑩【オールデン 9616】

メーカー:Alden(アメリカ)
型番/通称:9616
形式:ペニーローファー
カラー:バーガンディ
サイズ:US7.0
革:コードバン(馬)
靴重量:999g

聞いた話によると、一夫多妻制(上限あり)国家の男性は、それまでに婚姻した女性はさておき最後の一人の女性を選ぶ時は非常に慎重に且つ吟味に吟味を重ねるそうだ。そして選ばれた女性は(それまでに婚姻した女性よりも)とても大事にされるそうだ。自分もこれまで9足の革靴を所有して、10足目を「締めの一足」として選ぼうと考えました。そうなると今まで手が届かなかった「清水買い」の逸品を狙ってもバチは当たらないだろう、ここで買わないと後悔するだろう、と考えるのが人の性(サガ)でして…w

ホーウィン社が卸しているコードバンの中でもバーガンディ色は「#8(ナンバーエイト)」と呼ばれ、その独特の艶と雰囲気は他社のバーガンディ色とは一線を画すと言われ崇め奉られています。自分には違いがサッパリ分かりませんが、もともとオールデンの作る靴の造形美によって、それを纏った革の雰囲気もそれなりにカッコ良く高尚に見えてしまうのは否定しません。そんな「#8」のオールデン正規モデルはどれも有名でそれぞれ型番で呼ばれ親しまれています。

1339:チャッカブーツ
4540H:タンカーブーツ
54321:Vチップ
975:フルブローグ
990:プレーントゥ
99162:ペニーローファー

今では6ケタ万円するにも関わらず、日本での正規取引は常に品切れ(品薄)状態。大手百貨店がタイアップして靴の展示会でもしない限り次回の入荷は常に未定。ましてやペニーローファーに至ってはトゥ部分のモカ縫いが出来る職人が2人しかいないらしく、生産されているかすら謎。ただそれらの神秘性やカリスマ性、希少性とは裏腹に近年のオールデンは革質、製法ともにクオリティが右肩下がりになっているらしく、著名なバイヤーも「仕事で買い付けることはあってもプライベートでは(新品のオールデンを)買わない」と言っているくらいです。

※誤解の無いように説明すると、現行のオールデンがダメダメと言うことは決してありません。十数年前までのクオリティと比べて落差があるってだけで、業界内では今でも相応のポジションにいることは間違いないと思います。それでも今日の価格設定は高すぎるけどねw

今回購入した「型番9616」ですが、これは「99162」の前身モデル「986」をベースに日本のユナイテッドアローズが別注したものです。前の持ち主が10年前に購入したものを純正箱・袋・シューツリー付きで定価の半額以下で買い取りました。サイズは先の「①オールデン」で購入した「US7.5」よりもワンサイズ小さい「US7.0」をわざと選択。これには理由があり、ローファーは他の仕様の靴と異なり、紐やストラップで締め上げて足を固定することができません。最初に足を入れた状態ですべてのフィッティングが決まるため、US7.5サイズだと歩く度にカカトがカパカパするんじゃないかと危惧しました。それなら最初は窮屈でもワンサイズ小さい靴を選び、履き続けることでインソールが沈み、アッパーの革が伸びて、最終的には自分の足型に馴染んでいくものだろうと考えたのです(この作業は一般的に「ローファーの修行」と呼ばれるらしい)。

ベスト:Centinela
シャツ:Remi Relief
ジーパン:Red Card

さて手元に届いた箱を開けてまず思ったのは「小っちゃ!!」でした(サイズ詐称を買わされたワケではないよ)。それでも恐る恐る足を入れようとする…す…?…足が入らない!!靴ベラを立てて強引に足をねじ込ん……痛い、痛い!つま先はわずかにスペースがあるものの、甲が狭すぎて痛い!甲の左右から締め上げられる!足先に血がギリギリ通うレベル!ああ僕ってドMだったのね!!も、もう一歩も踏み出せない!!お願いします何でもします許して下さい!!…あ、あ、あ!今度は靴が脱げない!!痛い痛いありがとうございますゴメンナサイ許してああああぁぁああぁぁぁあああ~~~っっ!!(ズポッ!)

…記念すべき「締めの一足」は「締めすぎた一足」になりました。すぐにでも売り飛ばそうと思いましたが、「せっかく大枚はたいて手に入れたんだ。こんな締まりのいいヤツ、手放してたまるかよ。それにこんな上玉、同じ値段で二度と手に入らねぇぜグヘヘw」と、この靴と付き合うことにしました。要約すると「定価の半額以下だったとは言え、購入した中古靴の中では最高金額を払ってしまった手前、売るのが惜しくなった」ワケです。今は履いていない時は少しでも革を伸ばすべく、油分多めの靴クリームを(カビない程度に)盛り盛り塗って、インソールを数枚敷いた上に大きめのシューキーパーを(革が破れない、靴の外観が変形しないギリギリを狙って)ゴリゴリねじ込んで靴棚の中でストレッチさせています。現在、何とか数時間なら履いていられるようになりました(部屋の中で徘徊する程度)。屋外デビューできる日は果たして来るのか…??

※革靴のストレッチは自己責任でお願いします。

[5項目自己採点(25点満点)]
ルックス:4.0
履き心地:0.0
汎用性:4.0
コスパ:4.5
満足度:4.5
合計:17.0




今回はここまでです。次回は購入順に⑪~⑮の計5足を紹介予定です。
そんじゃ、また☆

皆様おはようございますこんにちはこんばんは。

最初にお断りしておきますが、当記事のタイトルは某家庭用ゲーム機器メーカーとは一切関係ありません。ご了承下さい。

さて「かわぐつ=革靴」について。自分にとっては高校生時代に通学で履き潰したのを最後に今では仕事でもプライベートでも履くことが殆ど無くなった革靴。とは言え一足は持ってないと(結婚式や葬儀などの場で)流石にヤバイと感じ、数十年前に黒い革靴を買ったのが(本当の意味で)最初の一足。以後、雑誌やネット記事、業界の関連動画などの影響を受け、気が付けば靴棚は革靴で溢れかえり、今では合計15足。このままでは靴棚の肥やしにしかならず、革にカビが発生して異臭を放ち始めるかも知れない。そうなる前にこの場を借りて紹介していこうと思います。記事にすることで自分自身が革靴と向き合う機会を増やし、また新たな読者層やマニアを増やし、微力ながら経済効果も望めればなんて下心もあったりなかったり…。

購入した順番に①~⑮と通し番号を付けて紹介します。でも一度に15足全部紹介すると記事そのものが冗長になってしまうので、3~4回に分けて投稿致します。靴の写真はもちろん、着用モデルも掲載します(写真もモデルも素人です)。業界用語が頻出しますので、分からない場合はワード検索するかブラウザバックして下さい。

紹介した靴に関するレビューはあくまで個人的意見です。読者の中で同じ靴を所有している人やそれこそ業界内の人がいたとしても、それぞれの生活スタイルによって見解に差が生じてしまうことをご了承下さい。また靴そのものにも個体差があることをご理解下さい。

※モデル情報※
・身長170cm。体重70kg。
・年齢:おっさん
・見た目:おっさん
・職業:おっさん
・足のサイズ:25.5cm弱(左足のほうがやや大きい)
・体型:中年太り




①【オールデン 9901】

メーカー:Alden(アメリカ)
型番/通称:9901
形式:プレーントゥ
カラー:ブラック
サイズ:US7.5
革:コードバン(馬)
靴重量:1350g

記念すべき最初の一足。前述のとおり、結婚式や葬儀に履いて行く靴を持っていなかったことが購入のキッカケ。靴の選択において、スーツだけじゃなくデニムにも合わせられそうなワガママ仕様の靴を考えたら「黒のプレーントゥ」になって、どうせ買うなら多少高くても一生モノをと考えてファッション雑誌を読み漁った(当時の自分はネット検索できる環境が整ってなかった)結果、辿り着いたのがこの「オールデン9901」ってワケ。購入当時はオールデンのこともコードバンのこともよく知らず、正直雑誌の口車に乗せられた感は否めないが、今ではその選択が間違いじゃなかったと大満足している。

とにかく「迷ったらこれ履いておけ」と断言できるくらい、合わせられるトップス(服)の守備範囲が広い。これを履くと足元だけじゃなく全体のファッションをビシッと引き締めてくれるほどの凄みがある。何よりコードバン特有の「深い履きシワ」と「シワの線に沿って波のように照り返す奥深い艶」が素晴らしい。今回紹介する中で一番ヘビロテしている靴(単にコレクションの中で一番古いからってだけではない)。高い買い物だがそれでもキチンと回収できるだけのパフォーマンスがある。

カットソー:Saint James
ジーンズ:Red Card

欠点を挙げるとすれば、傷や汚れが付かないように(他の革靴よりも)過度に気を使ってしまうことや、ファッション全体が引き締まりがちになるために独特の「抜け感」を演出しにくいこと。雨の日に履けないこと。そして何より材料の希少性や為替レートの都合、更には「オールデンと言えばコードバン。コードバンと言えばオールデン」とまことしやかに囁かれるブランド信仰により、現在では「清水買い」レベルに値段が上がっていることでしょうか(品質相応とはとても言えないレベルで…おっとw)。

※どーでもいい(大事な)情報※
コードバン(馬)に限らず、革製品の「元」となる動物は初めから革製品用として飼育されてはいない。それが野生動物であろうが革製品のために動物の命を奪う行為は世界レベルで禁止されている。だから世に出ている革製品の元の動物は食用として命を奪われた動物だったり、事故や病気や老衰で命を奪われた動物だったり、それらの皮を頂戴して加工されている。ちなみに最近のトレンドである「ウマ娘」に絡んで話すと、競走馬の皮はコードバンの加工には不向きで、実際のコードバンは農耕馬の皮を加工しているらしい。先述の「材料の希少性」とはすなわち農耕馬がどんどん減っている(=機械農耕に移行している)ことに起因している。

[5項目自己採点(25点満点)]
ルックス:4.5
履き心地:4.5
汎用性:5.0
コスパ:4.5
満足度:5.0
合計:23.5




②【ジャラン・スリウァヤ 98551】

メーカー:Jalan Sriwijaya(インドネシア)
型番/通称:98551
形式:プレーントゥ
カラー:ボルドー
サイズ:EU40
革:コードバン(馬)
靴重量:1042g

先述の「①オールデン」を、いや正確にはコードバンの靴を非常に気に入ってしまい、色違いでもう一足買ってローテーションしようかなんてアホな考えまで巡っていました。なぜアホなのか?…今も昔も貧乏サラリーマンの自分にとってオールデンのコードバンは2足目3足目とホイホイ買えるような金額ではないからです(コードバンの靴が高額なのは何もオールデンに限った話ではない)。
そんなある日のこと、本屋でファッション雑誌を立ち読みしていると(買えよw)、「コードバンのプレーントゥがオールデンの半額以下」との記事を発見しました。価格はもちろんのこと「限定100足」の謳い文句に負け(オタクは「限定」の二文字に弱い)、記事の情報を脳内インプットして本屋を離れ(だから雑誌買えよw)、その週末に取扱店(渋谷)まで行って指名買いしました。

※インドネシアは革靴に関税がかからないため、安く購入できます。

外観や手触りから「①オールデン」にコードバンを卸しているホーウィン社とは別のタンナー製のコードバンを使用しているんだろうなとはすぐ気付きました(後にCOMIPEL社のものと判明)。オールデンを贔屓するワケじゃないが、個人的にはホーウィン社のコードバンのほうが好きかも。「①オールデン」に比べてトップリフトがやや高く、甲のスペースに少し余裕があり、これらが履き心地にビミョーな差を生み出している。

ジャケット:Kinloch Anderson
Tシャツ:Champion
パンツ:Journal Standard Relume

写真では分かりにくいが実物の靴のボルドー色は陽に当たると赤味が強く映えてしまい、トップス(服)とのバランスが崩れる傾向がある。もっとたくさん履き込んで(経年変化させて)、履きシワがより深くなり、色味がより渋くなってくれれば、コーディネートの幅も広がるかも知れない。そんな期待も込めて、靴クリームにはバーガンディ色のものに少しだけ黒を混ぜた色を使ってメンテしている。

[5項目自己採点(25点満点)]
ルックス:3.5
履き心地:4.0
汎用性:3.0
コスパ:3.5
満足度:3.0
合計:17.0




③【レッドウィング ベックマン】

メーカー:Red Wing(アメリカ)
型番/通称:9011/Beckman
形式:ワークブーツ
カラー:ブラックチェリー
サイズ:US7.0
革:フェザーストーン(牛)
靴重量:1458g

正しくケアさえすれば多少の雨ならスムースレザーの靴でも大丈夫。とは言え誰が好き好んで最初から雨の日にスムースレザーの靴を履くのか。ましてやコードバンにとって雨は大敵である。革が水を吸って膨張して艶が無くなり、そのまま放置すると雨染みやカビの原因にもなる(後者はコードバンに限った話ではないが)。雨の日でも気兼ねなく履ける革靴がないか調べて、辿り着いた答えがワークブーツでした(振れ幅大き過ぎィ!)。

購入当時、自分の生活スタイルの中にワークブーツは入っていませんでした。「脱着が大変そう」とか「持ってる服に合わせにくそう」ってのが原因です。気持ちが定まらないまま渋谷のレッドウィング取扱店を訪問。ベックマン実物を手に取り、店員の話を聞き、試着して、見た目と雰囲気に惚れて、結局即日購入しました(ちょろインw)。試着の時にも感じたが、予想通り脱着は他の靴より遥かに面倒。出先で座敷に上がる用事とかあったら詰みですね。まぁその不器用さとか堅牢さとか無骨さがベックマンの魅力なんだけどw

ダウンベスト:Remi Relief
カットソー:Saint James
パンツ:Dickies

自分が購入した頃のモデル「90XX(=9000番台)」はソールがウレタン製でした。ウレタンは時間経過とともに加水分解を起こし、ボロボロと剥がれ落ちる性質があります。これは靴を履こうが履くまいが起こってしまうワケで、自分のベックマンも例外なくソールが剥がれ落ちました。つーことで地元の修理店にリペアを依頼。ビブラムソールに付け替えて頂きました。

※現行モデル「94XX(=9400番台)」はソールがラバー製なので加水分解の心配なし

靴購入と合わせてメンテ用のミンクオイル(缶入りペースト)を購入したのだが、後から調べたところ、「日本の気候(湿度)ではミンクオイルを塗りすぎるとカビやすくなるかも」って情報を知り、今はメンテ時にレザーミルク(靴だけじゃなく革ジャンや財布などあらゆる革製品に適応のタイプ)を使用している。で、先のミンクオイルは靴紐に塗って補強や保湿をしています。これならベックマン以外の靴紐にも使える♪

※ミンクオイルは上手に塗れば革の保護・保湿、そして革を柔らかくして履き心地を良くする効果が望めます

[5項目自己採点(25点満点)]
ルックス:4.5
履き心地:3.0
汎用性:2.5
コスパ:3.5
満足度:4.5
合計:18.0




④【パラブーツ シャンボード】

メーカー:Paraboot(フランス)
型番/通称:710708/Chambord
形式:Uチップ
カラー:マロン
サイズ:UK6.5
革:リスレザー(牛)
靴重量:1163g

先述の「③ベックマン」はポテンシャルもパフォーマンスも素晴らしいのだが、冷静に考え直してみると、雨の日用として選んだ靴とは言え流石に(ドレスシューズからワークブーツへと)振り切ったベクトルが激しかった。そこでもう少し気軽に履ける全天候型の革靴は無いものかと調べてみて、某ファッション系動画で採り上げられていたこの靴にひと目惚れしたワケ。シャンボードの茶系にはマロン(茶)とカフェ(濃茶)の2種類があり(他に黒と紺がある)、経年変化でアッパーが濃い色に変化するのを考慮してマロンを選択。カフェの経年変化もグッと渋く深い濃茶になるのは予想できたし、それはそれで魅力あったんだけど、マロンのほうが色の経年変化が分かりやすくて楽しめるかなと考えました。

※気軽に履ける靴を探していたのに、辿り着いたシャンボードは気軽に買える価格帯ではなかったと言うオチw

先の①~③を購入した時には横浜に住んでいたので都内にある各メーカーの取扱店まで行くのは楽だったのだが、その後茨城(の県庁所在地じゃないところ)に移住したためにメーカー取扱店が自宅から非常に遠くなってしまった。これなら水戸にある取扱店と都内にある旗艦店を比べても行く時間と距離も変わらないじゃん!と判断して、パラブーツ青山店(旗艦店)を訪問。オールデンがUSサイズで7.5だったからパラブーツのUKサイズで7.0くらいになると予想していたんだけど、店で足を測り直した結果、UK6.5になりました。ところが今度はUK6.5サイズのマロンが青山店に在庫が無い。店員が他店舗に連絡をとり「札幌店に在庫がある」ことが判明。取り寄せて後日自宅に届けて頂くように依頼しました。その時青山店では別カラーのUK6.5を試着していてフィッティングに問題は無かったのですが、「同じUK6.5でも個体差がありますので、ご自宅に届いた靴がどうしてもフィットしない場合は返品して頂いて構いませんよ。お金も払い戻し致します」とフォローして頂きました。この辺のホスピタリティ?はさすが旗艦店と言ったところでしょうか。

ジャケット:Barbour
ベスト:Inspire
シャツ:Beams
パンツ:Engineered Garments

さて自宅に届いたシャンボードですが、新品の靴特有の革の硬さは仕方なかったとしても、フィッティングは問題なし。左足に合わせてサイズ調整をしたので左足の履き心地は最初から天国。踏み出す左足に靴の重さを全く感じないレベル。右足は紐を締めても若干の隙間ができてしまい、しばらくの間は靴擦れと格闘していた。また外羽根が中央でくっついてしまったので、タンの裏にパッドを貼って対処。靴クリームはライトブラウンとミディアムブラウンを半分ずつ混ぜた色にしてメンテしています。

[5項目自己採点(25点満点)]
ルックス:4.5
履き心地:4.0
汎用性:4.0
コスパ:3.5
満足度:4.0
合計:20.0




⑤【オールデン 966】

メーカー:Alden(アメリカ)
型番/通称:966
形式:フルブローグ
カラー:タンブラウン
サイズ:US7.5
革:バーニッシュカーフ(牛)
靴重量:1145g

野球のピッチャーじゃないけど、革靴4足あればローテーションは組める。この時点で踏み止まっておけば良かったものの、①~④までの購入及び履き慣らし、メンテナンスに至る過程で様々なファッション系情報(雑誌・ネット記事・動画)に触れる機会が増え、いつしか自分の物欲が大金シャトルでナイス姉ちゃんとディープキスインパクトするよりも革靴へとシフトするようになっていきました。そして偶然にもこれまで購入した4足でUS、EU、UKの海外適応サイズを把握することができたので、「もう大枚はたいて新品買わなくてもサイズが合ってれば中古品をネット購入しても大丈夫じゃね?」と考えるようになったのです。そんなワケで以後⑤~⑮の靴はすべて中古品のネット購入です。

それまでオールデンのフルブローグはメダリオンがつま先からカカトまで一直線に伸びている仕様(ロングウィングチップとかアメリカンブローグとも言う)しか知りませんでした。だからこの靴の販売ページを最初見た時には(メダリオンが途中で切れているので)パチモノかなと疑った。その後「オールデン 966」でワード検索して情報をすり合わせ、この靴が本物(の中古品)であることを確認。純正シューツリー付きでお手頃価格だったので購入しました。さらに手元に届いたときには純正の梱包袋、梱包箱そして替え紐まで付けて下さっていたのは嬉しい誤算でした(販売ページにはそこまで書いてなかった)。そう考えると靴単体の売値は新品の〇分の1以下じゃないか!…おっと、値段がバレるw

ジャケット:Kent Ave.
カットソー:Anatomica
パンツ:Grown & Sawn

もちろん中古靴ゆえの経年変化(劣化)もありました。ソールの減りとアッパーの雨染みです(これらは購入前に販売ページで確認済み)。購入後に地元の修理店に持ち込んで、トップリフト交換とハーフラバー装着はできたのですが、雨染み除去は無理でした。ただ変色している箇所や純正色との差から生じる違和感がそこまで酷くない(=パッと見ただけでは不摂生には見えない)と思っているので、逆療法じゃないけど雨染み箇所の上からワックス盛り盛りでギンギンに光らせることでごまかしています。

履き口が広くてワイズがE、しかもアメリカ人用のEだったので、足の横方向はスッカスカ(自分の場合はワイズDがベスト)なんだけど、アッパーがすごく柔らかくなっていて(これは前の持ち主が長く履いていた恩恵)、更にもともと甲高がそこまで高くないので、履いていて心配になるほどの違和感は感じない。ただ甲の部分の履きシワが自分のつま先に合ってなくて、俗に言う「履きシワに噛まれる」状態になっている。これはタンの裏にパッドを貼ることで解決しました。

[5項目自己採点(25点満点)]
ルックス:4.0
履き心地:3.5
汎用性:3.5
コスパ:3.5
満足度:3.5
合計:18.0




今回はここまでです。次回は購入順に⑥~⑩の計5足を紹介予定です。
そんじゃ、また☆

皆様こんばんは。

3日前(11/13)、茨城県大洗町で行われた「第20回あんこう祭り」に
ガルパン聖地巡礼及びオフ会も兼ねて行ってきました。




オフ会の相手は自分と同じく茨城在住のMAD職人、
自称イケメンイケボの鼻炎さん。


聖地巡礼はイベント当日を敢えて外して、一軒ずつ落ち着いて
確認したい(=あんこう祭りに行かない)と思っていたところ、

「行かないんですか? デート出来ると思ったのにぃ…」

と鼻炎さんがノリノリだったので、これを機にフリーの実写素材に
してやろうかより親睦を深めようじゃないかと自分も重い腰を
上げることにしました。

[誤解の無いように補足説明]
ガルパン関連の催しは、あくまで「あんこう祭り」イベントの一部です。
でも来場者の9割近くは「その一部」のために集まっているんだけどねw



アニメ公式、大洗町、曲がり松商店街など各HPから情報を収集して、
当日(11/13)のスケジュールを事前にシミュレートしました。

4:00 起床。朝風呂&身支度
5:00 家を出発
7:00 イベント会場脇の町営駐車場着
8:00 物販購入の待機列に並ぶ
9:00 イベント開幕。ガルパン関連商品購入
10:00 あんこう汁購入整理券ゲット(先着1000名)
11:00 あんこう汁購入。実食
11:30 ガルパントークイベント見学

…で、トークイベント後に鼻炎さんと合流して、
一緒に聖地巡礼(曲がり松商店街)に行こうかなと考えていました。


写真は聖地のシンボル的存在「肴屋本店」。
前回の聖地巡礼時(10/22)に撮影したもの

[ガルパン未視聴の読者のために補足説明]
イベント&物販会場である「大洗リゾートアウトレット」や
「マリンタワー」も確かに聖地ですが、一般的に「ガルパン聖地」
と言えば、そこから歩いて10分くらい離れた「曲がり松商店街」の
ことを指す場合が圧倒的に多いです。


とにかく自分にとっての最初の課題は「朝4:00に起きる」ことでした。
前日の23:00にベッドに入るものの、遠足前の子供のように
なかなか眠気が訪れません。身体を横にしておくだけでも体力温存に
なると思い、余計な事を考えずにいました。眠りに就けたのは
翌2:00頃だったと記憶しています。



さて当日の4:00。頑張ってベッドから脱出成功!!
風呂の「追い焚き」スイッチを押して、湯船が沸くのを待つ。
待っている間に身支度と荷物を確認。そしてコタツに入るzzz

5:00。朝風呂を済ませ、改めて身支度を整え、家の扉を閉める。
見上げれば朝焼けの訪れていない満天の星々。こりゃ日中は晴天だ!
田畑から立ち昇る霧に視界を遮られつつ、脇道から飛び出す新聞配達の
バイクに注意しながら平均▲▲km/hで谷和原IC(常磐道)を目指す!

5:40。谷和原ICに入り常磐道を福島方面へ。少しずつ空が
白んでいくのを目で追いながら平均1▲▲km/hで水戸大洗ICへ!

※法定速度及び交通ルールを守って、楽しいドライブを(ry

6:15。水戸大洗ICを降りる。普段ならここから町営駐車場までは車で
10~15分くらいなのだが、途中にある鹿島線大洗駅あたりから
曲がり松商店街、さらにはマリンタワーまでの歩道上で白い息を
吐きながら聖地を散策している「ガルパンお〇さん」たちを発見。

前日&徹夜組かな?と思っているうちに、マリンタワーから2個手前の
交差点で渋滞にハマる。確か7:00にならないと町営駐車場は開かないから
しばらくここで待機かなと思ってるとこに、「お先に到着でっす!」と
鼻炎さんからスカイプを着信しました。もう既に駐車場は開放されていて、
ボランティアスタッフが誘導しているとのこと。そこから車列は少しずつ
前に進み、自分が駐車できたのは6:45。車から降りて伸びをする身体に、
ようやく朝焼けを迎えた大洗の風が冷たい!(この時、外気温6℃)



7:00。マリンタワー入口で鼻炎さんと合流。これまでSNSのみでの
付き合いから実際に会ったことによる様々な思いを語り合いつつ、

「あっち(物販スペース)のほうは8:00から施設開放らしいから、
 その頃に物販待機列に並んで…」

…と指さして振り返った先には、既に100人くらいの客列が
規則正しく2列に並び始めてました。
※公式発表による物販開始の当初の予定時刻は9:00からでした

「規則外の時間なのに規則正しく並ぶって、どーゆーこと!?」と
思いながらも、我々もその列に加わりました。そうこうしている間にも
あらゆる方向から湧いて出てくる物販購入列。「こりゃ目当ての商品を
1個でも買えればラッキーなほうかも知れない」と、外気の寒さに鼻を
すすりながら考えていました。



9:00。マリンタワー前のイベントステージから「あんこう祭り」開幕の
宣言がされた。そして最初の予定から1時間遅れた10:00に、ようやく
物販スペースが開店。スタッフによる誘導に従い、少しずつ客列を
詰めていく。入場制限(人数調整)を繰り返しながら我々が入店できる
ようになった11:00頃、「ハイ!〇〇完売しましたー!」とスタッフの声。

…狙っていた商品は自分のわずか10名ほど前に並んでいた客が
最後の1個をゲットしてしまったのです。

とは言え「ここまで並んでおいて手ぶらで帰るワケにはいかない!」と
混み合っている店内を散策して、やっとの思いで購入したのがこれ↓



最初は買うつもりは無かったのだが、このような不測時に陥ると、
なぜ自分はアクセサリーやフィギュアなどの装飾品じゃなくて
マグカップのような実用品を買ってしまうのか…w
貧乏性なのがバレてしまうではないか…!

そしてここまで読んだ賢明な人ならお気づきでしょうが、
この時点で「あんこう汁整理券」も既に完売でした…w



11:30。ガルパントークショーを見学するためにステージ方面へ…。
ステージ方面へ…。ステージ方面へ…??

あのー、ステージ見えないんですけど…(汗

そりゃそうだ。物販購入してる間にステージ後方の出店エリアまで
人が溢れていたんだから。それらを裏付ける証拠写真がこちら↓

※ガルパン公式ツイッターより

実は今回のトークショーは「水島努監督が初来場」ってことで
鼻炎さんが一番楽しみにしていたイベントでした。既に告知されていた
「ガルパン最終章」の詳しい概要が明かされるのではないかと、
自分も聞き耳を立てていました。

※さっきも述べたように、我々の位置からはステージも監督も
 あんこうチーム(の中の人たち)も蝶野正洋さんも見えません。
 近くの柱に付いていたスピーカーだけが頼りでした。

この記事が投稿される頃には既に皆様もご存じでしょうが、

・最終章は全6章構成予定
・第1章は来年末に劇場公開予定
・1章あたりの上映時間は約40~50分
・新キャラ、新戦車も登場予定
・4DXや爆音などなど、音響効果も構想予定

…だそうです。渕上舞さん(西住みほの中の人)や水島監督からの
コメントを復唱するかのように、鼻炎さんはツイートしていました。



12:30。トークショー終了。ガルパンカフェ(マリンタワー内)で
昼食を…と考えていたが、混雑ぶりは容易に想像できたので断念。
出店で焼きそばを購入。タワー裏の階段に座り昼食。

いよいよ聖地巡礼。曲がり松商店街に向かいました。
この日の商店街は9~15時まで交通規制(=歩行者天国)。
日曜定休の店も開店していたりなど、たくましい商魂ぶり。
ここでの目玉は戦車道ならぬ「痛車道コンテスト」でした。






さらに「聖地巡礼は現地にお金を落としてナンボ」の信念のもとに、
今回も色々と買い物をしました。


酒屋「月の井」。日本酒と大漁サイダー(塩味?)を購入。




呉服店「やまと」。タオル(カバさんチーム)を購入。
ポストカードは購入特典(先日のアンチョビ生誕祭のノベルティ)。



「飯岡屋水産」。タオル(サンダース大学付属高校)とカツオの塩辛、
とろろ昆布を購入。
※店舗外観とケイの写真は前回撮影したもの



15:30。再びイベント会場に戻る。既にプログラムは終了していて、
ステージ周辺は閑散としていました(出店は賑わっていたけど)。

鼻炎さんとふたりでアウトレット1Fの喫茶店でオヤツ休憩。


こちらのラテアート(あんこう画)は当日限定。


フツーのケーキも売っていたのだが「容器は持ち帰り可能」ってことで
思わずこちらのプリンを注文。ここでも貧乏性をいかんなく発揮w

そして鼻炎さんとのトークに夢中になってしまい、
気が付けばラテ用のスプーンでプリンを完食してましたw



朝イチで停めた町営駐車場が17:00で閉まるので、16:30頃に退店。
夜まで開いている駐車場に移動させたついでに荷物も車内に収納。
再び鼻炎さんと合流して、今度はアウトレット2Fの洋食店で晩飯。
構内には「あんこう鍋」を提供している和食店もあったんだけど、
そちらは客列が伸びていたので断念しました。

喫茶店のところから共通して話題になったのは…
「MAD/AMVに関する見解及び情報交換」
「今イチオシのMAD職人」
「他のMAD職人同士の『交友事情』」
「AniPAFE2016の考察&反省会」
「動画編集ツールと編集効果について」
「今期のアニメについて」
…こんなところでしょうか。肝心のガルパンに関するネタで
盛り上がらなかったのは、今振り返ると結構謎ですw
推しキャラや意見の相違とかそのような雰囲気じゃなく、
ただ他のネタで盛り上がり過ぎたのだろうと思います。

19:30に退店。レジ横に缶バッジがあったのでゲット。


思いっ切り「大洗春祭り海楽フェスタ」って書いてあるww
(=過去のイベント景品の残り物)



駐車場に戻ろうと1Fに降りたところに、今回のイベント経緯で
出店した「バンダイnamcoショップ」がありました。他の店舗は
15:00終了後に撤収作業をしていたであろうに、我々を含む構内に
残っている客を前に「あと3分で閉めるよー!」とスタッフの声。

別店舗で午前中に経験した「混雑&完売」とは無縁の「貸し切り状態」に
何故か無性に嬉しくなり、ここぞとばかりに色々購入しちゃいました。

(写真左上から)
マグネットクリップ
ジャケットポーチ
モバイルバッテリー
ランドリーバッグ
※右下のステッカーは購入特典

「…また実用品ばかりじゃんか!」とか言わないように!
でもここでの買い物が一番お金を使ったかもw

そしてイベント開催時間帯(9:00~15:00)ではその混雑故に
絶対に撮影不可能だった「各校のキャラポップ全員集合」も撮影に成功!


まほ姉だけ照れ隠しで目線を逸らしているのが可愛い❤️
とにかく、この時間まで店を閉めなかったバンナム職員に感謝!



19:40に解散。鼻炎さんは21:00頃には帰宅できたようでしたが、
自分のほうは常磐道の渋滞に巻き込まれてしまい、家に着いたのは
22:00でした。「また会いましょう!他のMAD職人とも機会があれば
オフ会したいです!」と言ってくれた鼻炎さんに感謝!!
そして大洗の地元スタッフやボランティアの皆様にも感謝!!

ヒヤッホォォォウ!
あんこう祭り!
最高だったぜぇぇぇぇ!!



そんじゃ、また☆

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