皆様こんばんは。

朝晩の冷え込みと夕方の日没の早さに、秋の深まりを
感じずにはいられない今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?

さてさて、「MAD制作裏話」その③です。


まず前回の記事、及び寄せられたコメントから、
説明不足だったと感じた「素材抽出・管理」について補足します。

前回記事に添付した「MADdance」フォルダ画像を再び↓


そのシーンの登場回を把握している素材については、
そのままダイレクトにシーンを抽出しましたが、
該当シーンの前後の場面で「あ、これも使えるかも…!」と
感じたシーンをフォルダに追加したり、「そう言えばこのシーン、
○○ってアニメにもあったの思い出したぞ…!」と、
そのまま別のアニメフォルダを開けてシーンを抽出したり…。
このように派生的と言うか芋づる的と言う感じで抽出素材が
増えて行った感じがありました。

ただその一方で、シーンを探すつもりが気が付けばストーリーに
見入ってしまい、「あ、シーン抽出忘れたw」とか「あれ?
該当シーンが何だったのか忘れたw」なんてこともしばしば。
こうやって作業時間が無駄に伸びたのですw


継続視聴していないアニメからのシーン抽出はどうやったのか?

他ユーザーの投稿動画(使用素材が自分の見ていないアニメ)を見て、
「あ、このシーンは使える!」と感じたら、自分の録画フォルダから
該当アニメを開けて動画と同じシーンを抽出しました。

録画したすべてのアニメ作品は、ちゃんとmp4ファイルにエンコードが
出来ているかチェックしています。継続視聴していない作品もだいたい
3~4分刻みで飛ばしながら再生チェックします。その時に、
「あ、このシーン使える!」と偶然発見した素材も追加しました。


…あらら、補足説明のつもりが、記事1本分の容量食ってるww
次項から本当に「MAD制作裏話その③」です!!

※以後キャスト・スタッフ名の敬称(ry



まずは今回の動画のアイデアを思い付いた経緯について。

今年のAniPAFEが告知される前(5月以前)から
「アイドル&ダンス系の複合MADを作ってみたい」と考えていました。
ただ自分が思いついた時には既に同じ考えを持ったユーザーが
そんな複合MADを投稿していたし、特にアイマス、ラブライブにおいては
単品でダンスシーンを別の曲に融合させたMADが結構存在していました。
ついでに言えば、選曲すら全然決まっていなかった状態でしたね。

アイデアが頓挫しかけたある日、動画サーフィンしていたら
1本のPVに遭遇しました↓


ああ…流行ったね、このPV。もう25年前か…。

当時はこれがえらく斬新だったんだよなぁ…。

とんねるずのパロディとか空耳もあったよなぁ…。

でもタイトルの割にはあまり踊ってないよね、これ…w

…ん?

…んん??

…んんん???

アイドル&ダンス&コメディの複合MADなら
ひょっとしてイケんじゃねーの、これ!?

動画タイトルは原曲を捩って「MADdance」!

…よし、(頭の中では)出来た!!


…と言うワケです。



さて、この曲はFULLで6分以上あるのですが、
「FULLなんて無理!」と最初から諦めて、3分45秒に編集しました。
今思うと、このくらいが丁度良い塩梅だったかなと自分を褒めたいw

【どーでもいい情報】
実はこの曲、映画本編で使われていません。
ジョーカー役のJ・ニコルソンからの要望で
PV作成のために同曲を書き下ろしたとかなんとか…。


んじゃ、この3分45秒の構成を見てみましょう。




【0:00~0:49】アバン(尻 ~ こまちゃん)
【0:49~0:53】ブレイク①(こまちゃん腹太鼓 ~ ドラムロール)
【0:53~1:05】ダンス①(WUG ~ 虹野ゆりか)
【1:05~1:10】ブレイク②(ハリセン ~ 子孫終了)
【1:10~1:45】ダンス②(プリパラ ~ 脱衣)
【1:45~1:55】ブレイク③(男の裸 ~ もこっち)
【1:55~2:45】バケツリレー(ギター ~ 琴石なる)
【2:45~3:35】ダンス③(アイマス & ラブライブ)
【3:35~3:45】締め(笑い声 ~ STOP!)


各パートについて説明を…と思ったけど、
「複合MADって、全場面がネタ」になってるんだと、
この記事を書いていて初めて気付きましたw
…さてと、ダラダラ長引かせないように気を付けながら
ネタを取捨選択して解説するよ~♪(もう既にダメフラグw)。



原曲の冒頭にジョーカーの高笑いがあります。イメージしたのは
「月をバックに高笑い or 狂喜乱舞しているキャラの画」でした。
高笑いの前のセリフ部分も同一キャラにしようと思い、
白羽の矢が立ったのが柏崎星奈(はがないNEXT)


星奈は決して不人気キャラじゃないし(むしろ人気キャラだろw)、
デコ髪についてはつい最近似たシーンがごちうさ第8話にあったから、
ネタとしてはそんなに古臭く感じなかったんじゃないかと…。


むしろ「月をバックに狂喜乱舞している画」がさっきの場面以外に
思い出せなかった時点で、星奈の起用は不可避だったのが本音でw



各アニメの月のシーンをディゾルブで繋いで、
「まどマギ(叛逆)」の月が映っているシーンへと流れます。


アバンに「叛逆」を持って来た理由は、以下の2つ。

・これ(叛逆)を最初に使っておけば、多少は視聴者を食い止められる。
・変身シーンは5キャラ分あるから、尺を稼げる。

…安直すぎてスミマセン。

素材の元ネタはレンタルDVDなんだけど…。
MAD用に編集したら画質が結構落ちましたね。
「叛逆」の作画は「全場面が壁紙に使えるくらいのクオリティ」だと
誰かが言っていました。確かにそれだけ情報量が詰まっているのは
素人目にも分かるのですが…。

もしかしてレンタルとセルDVDで画質を差別化してるのかな??





魔法少女5人衆のあと、何故か3人組のカットばかりが続きます
本当は5人組のキャラで全カットをまとめたかったのですが…。
理由は次のシーンにあります↓



編集作業にて、こっちのシーンのほうが先に埋まっていました。
この4キャラ、指でカウントダウンしています(3→2→1→0)。
ただ、指3本立てた白井黒子がいきなり登場しても
「ああ、黒子かw」と思われるだけでスルーされそうだったので、
黒子が出る前に視聴者に「3」のイメージを植え付けたかったワケ。

…結局、どっちもスルーされちゃったみたいだがww





こまちゃん腹太鼓のシーンの採用は最初から決めていました。
問題はそこに至るまでの10カットをどうするかでした。

一番分かり易いのは「気ぐるみキャラを10カット並べる」
…それだけの数、探せるワケ無いだろ!
と言うことで、苦し紛れに起用したのが
「ケモ耳6カット → 着ぐるみ4カット」の流れ。

青山七海が手拍子を打っているシーンを一番目に使ったので、
導入もスムーズに行けたんじゃないかと勝手に思っています…。



着ぐるみキャラとして圧倒的に有名?なのが
前川さん(電波女と青春男)ですが、編集作業終盤で
急遽こまちゃんに差し替えました。理由は前述の白井黒子と同じで、
「着ぐるみつながりを理解してもらえない」と思ったから。
それに「電波女~」はチャリのシーンで使うからいいや、とも思っていたしw






ドラムシーン。「ドドドド……カンッ♪」の最後の「カンッ♪」は
関くんの起用を最初から決めていました。「けいおん!」効果もあり、
ドラム演奏シーンを探すのは簡単でしたね。素材が多すぎた副作用で、
シーンの切り替えが最も早く(=出演時間が少なく)なったけどw



はい、今回はここまで。
次回はいよいよダンスシーンの制作裏話です。

そんじゃ、また♪